無銘図書館

『月とうさぎのフォークロア。St.2』感想

 GA文庫、徒埜けんしんさんの『月とうさぎのフォークロア。St.2』の感想です。重大なネタバレはありませんのでご購入の参考にどうぞ。

ちょっと、というかかなり

 六坂との抗争から時は過ぎ、ひとまず平穏な日々をすごす月夜見一家。そこに、朔の従弟である優月が修行にやってきて……

 なんというか、一巻に比べると規模が小さいというか、黒幕の矮小さが目立ちました。言ってしまえば、出てきた瞬間に「あ、こいつか今回の敵は」ってなる。あと一巻で月夜見一家に加わった二柱の噛ませ感が否めない。その一方で朔と白の絆の深さは一巻よりも強く描かれていたように思います。特にクライマックスでの白は格好良かった。ストリップシーンさえなければ……黒幕に矮小さを感じたのもそのあたりにあったのでしょう。お前、この状況で女の裸で楽しむのかよ。ただの下種じゃないかと。というか、仮にも相手は神人。油断しすぎも甚だしい。

 なんて色々書いていますが、まあ一巻と比べるとどうしても、ということです。二巻単独で考えると……普通、というところでしょうか。申し訳ないけども。

朔の成長。だがしかし

 比較と言えば、朔が少しずつではあるものの月夜見一家の総長として成長しているのが描かれているのは好印象。でもまあ、結局朔は朔で、やっぱお前白好きすぎるだろというのが要所要所で垣間見えます。そりゃ他の女性陣が噛ませになるのもやむなしか。

 ……え、短すぎる? まあ、たまにはこう(いつも以上に)さっくり行きましょう。

2017年5月1日:筒狸

『GA文庫』関連記事