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見たことのない景色、見せてやる。
そう言ったときのあいつの眩しい笑顔。
今でもときどき考える。
もしもあのとき――あの中学1年の冬休み、あの踏み切りで凛と会っていなければ。
もしかしたら、あの日、凛と会うことは逃れられない運命だったのだろうか。
どんなに寄り道しようが、遠回りをしようが、出かけずに部屋にいようが、まるで何か見えない力に導かれるように俺たちは結局、
あの踏み切りじゃないどこかで会ってしまう運命――。
その松岡凛が帰ってきた。
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