転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話3

それは、現代から400年ほど前の話。人里離れた鬱蒼とした森の中に、魔術師と呼ばれる人達が暮らしていた。彼らは信頼できる近くの村に魔術の恩恵を授け、その対価として作物などを貰い、助け合って生きていた。そこで暮らす魔女の中に、アオイとイリアスという二人の少女がいる。アオイは占いによって未来の天候を読み、イリアスは歌と舞いで作物に祝福をかけることが仕事。二人は親友同士、森のなかで穏やかに暮らしていたのだが、ある日、魔女狩りの手がすぐそこまで迫っているという話を聞き――。
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